100枚配って30件仕事を取る【ツカミの名刺】の作り方

こんにちは!
100枚配って30件仕事を取る「ツカミの名刺」。

セールスデザイナー 小島佳子です

この記事は、

✔︎名刺交換をしても仕事につながらない。
✔︎営業が苦手、または売り込むことが苦手。
✔︎ライバルとの違いを明確に伝えられない。

こんなお悩みを抱えた、フリーランス・個人経営者の方に、
名刺で仕事を取ってくる「仕組み」と「仕掛け」を解説しています。

名刺の役割とは

ツカミの名刺は、商品への「入口」だと考えています。
あなたや、あなたの商品をまだ知らないお客様をお迎えする「エントランス」なのです。

ですから、そのエントランスは「あなたらしいもの」であるべきですし、
お客様が快適に感じられる、そんなエントランスであって欲しい。

しかし!!

ビジネスのエントランスと捉えるべき名刺ですが、実際は多くの方がこんなことになっています。。。

・何も載せていない(名前と連絡先だけ)
⇨殺風景なエントランス

・自分の言いたいことばかり載せている
⇨ごちゃごちゃして、片付いていないエントランス

・時間がなくて適当に作った。
⇨仮設か??と思うエントランス

・どうせ捨てられるから・・・と思って作った。
⇨お出迎えする気無し、なエントランス

 

リアルのお客様をこんなエントランスにお迎えするでしょうか?

あなたがお客様になったとして、
こんなエントランスに迎えられたらどう思うでしょうか??

 

私なら、例え商品に興味を持ったとしても一気に冷めてしまいます^ ^;
それくらいエントランス=名刺の印象は大切!!

しかも、その印象とは、キレイ!やカッコいい!!
だけではだめなのです。

一番重要なのは、あなたが「素敵!」と思うことではなく、
お客様が「欲しい!!」「話を聞きたい!」と思うことなのです。

自分だったら・・・を考える

ツカミの名刺は、自分が伝えたいことではなく「お客様が知りたいこと」を「お客様の目線」で伝えるから、100枚配って30件という圧倒的な成果につながります。

この、「お客様の目線に立って・・・」はあちらこちらでよく言われますが、
実際にどうしたらいいか分かりますか?

一番手っ取り早いのは、自分に置き換えてみることです。

つまりは、あなたも誰かのお客様。

名刺交換であなたは・・・

相手の何を知りたいですか?

なぜ、相手の話を聞こうと思いましたか?

もらった名刺が「こうだったらいいのに・・・」と思ったことはありませんか?

名刺に限ったことではありません。
ビジネスはお客様ありき。

「自分の最高のお客様はどう考えるのか」を、常に考える訓練にもなるので、この「自分だったら・・・」という置き換え、じつはとても有効なんですよ。^ ^

お客様の目線で言葉を選ぶ

私は常々、「お客様が知りたいと思っていること」を伝えましょう!
とお話ししていますが、

あなたは、お客様が何を知りたいと思っているか、ちゃんと把握していますか?

じつは、お客様が知りたいことはたった一つ。
それは、あなたの名前でもなく、何をしているかでもなく・・・

自分にとってなんの得があるのか?

これだけなのです!!

だからこそ、「お客様が得られるメリット」「お客様があなたを選ぶ理由」

それをしっかり伝えましょう!

 

しかし、多くのツカミの名刺個別相談をしていて、私はある点に気がついてしまったのです。

それは・・・

お客様の「得られるもの」がお客様が理解できるように伝えられていない!
そんな人が多いのです!!

◯◯◯◯で人生が豊かになります!

△△△△で自分らしく輝けます!!

こんなフレーズが、出るわ出るわ・・・-^ ^;
あえて辛口で言うと・・・

これで集客できないのは「当たり前」!

これは、あなたの「言いたいこと」であって、
お客様の「知りたいこと」ではありません!!

 

お客様は、このフレーズの前では素通りします。
だって、お客様には何も伝わっていないから。

「人生が豊かになる」って、どうなるの?

「自分らしく輝く」って、どんな状態?

お客様の頭の中は、はてなマークで一杯です!
お客様はあなたの商品を買うことで、自分にどんな得があるのか「具体的に」知りたいのです。
その絵がリアルに浮かばなければ伝わっていないのと同じなのです。

才能がなくても名刺のデザインはできます

「デザインなんて・・・私センスないから無理です・・・」

「才能がないのでできません!」

と、おっしゃる方が多いのですが、
デザインは「才能」ではないのです。

(そりゃまぁ、あるに越したことはありませんが・・・)

そう言い切れるのは、私自身がデザインの「才能」に恵まれている訳ではないから。なんたって、美術の成績が「3」ですからね!・・・10段階評価で・・・
(エバれる話ではありませんが^ ^;)

でも、15年以上グラフィックデザイナーとして仕事を続けています。
「才能」はありませんでしたが、やりたい仕事だったので「努力」はしました。

素敵なデザイン・カッコいいデザインを「なぜそう見えるのか?」研究しまくり、真似しまくりで、自分なりに法則を見つけ出し、一つ一つ身につけていきました。

そうなのです!

デザインは「身につける」ことができる「スキル」なのです!!

誰でも名刺のデザインができる理由

デザイナーという職業は
センスがないとできない・・・とか、
絵が上手くないとダメ・・・とか、

ちょっと特別なシゴトのように思われがちですが、

じつは、本当にセンスが必要なシゴトをしているのは、デザイナーの中でもごくごく一部の人たちだけ。(パソコンで創るデザインは特に)

もちろん、私を含め、一般のデザイナーもステキなデザインを創りだせますが、それは、ステキに見せる考え方やコツをたくさん知っている。
いいデザイナーは、その引き出しを誰より持っているだけのことなのです。

センスや才能ばかりを注目されますが、
デザインは、すべてに「理由」があります。

なぜこの色・書体なのか・・・
なぜこの位置に配置されるのか・・・
なぜこの大きさなのか・・・

全部説明できるのです。

逆に、説明ができない「なんとなく」のデザインはデザインではない!!と、新人時代によく怒られましたね。^ ^;

理由があり、説明できるからこそ、それを身につければ、再現や応用が可能なのです。

いきなり、デザイナーほど多くの引き出しを持つことが難しくても、まずは、基本的な考え方やコツを覚えるだけで、素人の方でもちゃんとデザインできるようになります。

私がいつも、デザインは才能ではなく「コツ」だと言っているのは、これが理由なのです。

ツカミの名刺の4つのポイント。

ツカミの名刺を創る際は、以下の4つのポイントを名刺に記載します。

 1 .あなたは何屋さんですか?

 2. あなたから得られるものは?

 3. あなたと仲良くする理由は?

 4. あなたの詳細はどこで知れますか?

1 .あなたは何屋さんですか?

上記の質問をされて、答えられない方はまずいない・・・
と、思われがちですが、じつはそうでもないのです。

なぜなら、ここでいう「何屋さん?」とは「なんの専門家ですか?」ということだから。

お客様は、自分の抱く悩み・問題・欲望が強ければ強いほど、それを解決するために専門家を選びます。

あなたは何の専門家ですか?

すごく狭い範囲の専門家でかまいません。
「これは誰にも負けない!」というものを打ち出していきましょう!

このほかにも、肩書きについて質問をいただきますが、私はたくさんの肩書きや資格を書き並べることは、良いと思いません。

それは、お客様は肩書きや資格にお金を払うのではないから。

お客様は、その肩書きや資格によって、あなたから何が得られるのか・・・

その「得られるもの=問題の解決」にお金を払うからです。

肩書きや資格は、「専門家」であることを保証する、材料の一つに過ぎないということを忘れないようにしましょう。

ちなみに、私の今の名刺は、名刺の専門家として「名刺コンサルタント」と名乗り、セールスデザイナーであり、グラフィックデザイナーだと記載しています。
まずお客様に知っていただくべきはあなたが「何の専門家」であるかということです。

2.あなたから得られるものは?

「あなたから得られるもの」
それはまさに、あなたが提供できる「お客様の問題の解決」です。

あなたは、お客様の抱くどんなお悩み・問題・欲望を解決できますか?

私の場合は、
100枚配って30件仕事が取れる「ツカミの名刺」をご提供することでお客様の「名刺を配っても成果につながらない」を解決いたします。

それを私は、名刺の中で一番先に目に付く場所、おもて面の一番上に記載しています。

名前より、何より、お客様に知っていただきたいのは、私が何をご提供できるのか。

それが最優先事項だから。

ご提供するものは、あくまでお客様のお悩み・問題・欲望を解決するものです。お客様が知りたいことは「あなたがしたい・売りたいこと」ではなく、「自分にとってなんの得があるのか」ということですからね。^ ^

3. あなたと仲良くする理由は?

仲良くする理由については、あなたとお付き合いすることでお客様が得られることをBefore&Afterで示すとわかりやすいでしょう。

少しボリュームが必要となるので、私は裏面に記載しています。

Before&Afterとはつまり、

あなたを知る前はお客様にどんなお悩みがあって、
あなたと知り合ったあとは、どんな未来が待っているのか・・・

ぜひお客様に想像させ、未来を魅せてあげてくださいね。

注意すべき点は、文章の羅列にならないコト。
長文ではお客様は読んではくれません。

短いセンテンスで、わかりやすくまとめましょう。
図にするのも効果的です。

4. あなたの詳細はどこで知れますか?

今の時代、お客様は必ず気になった人や商品のブログやホームページを確認します。

だからこそ、

あなたを知るにはどうすればいいのか・・・
どこで知れるのか・・・

その方法を明確にしておきましょう。

多くの場合は、それがホームページやブログ、またはメルマガに該当しますねそれさえ見てくれれば、商品やサービスについて、またそれを提供する「あなた」についてすべて知ることができるメディアを用意しておきます。

気になったことをネット検索で調べるのが当たり前の世の中だからこそ、このような店舗やあなたの百科事典とも言えるメディアを持っておくことがビジネスにおいて最も大切な「信頼」にもつながりますよ。

そして重要なのは、その店舗への誘導。
私は検索ワードを使っての誘導をおすすめしています。

ホームページやブログのURLだけが記載されている名刺をお見かけしますが、お客様はわざわざ手間のかかるURLの直接入力をしてまで、あなたのサイトを見たいと思ってくれるでしょうか?

また、URLではなくQRコードを載せている名刺もよく見かけますが、
QRコードはスマホから見る場合しか使えません。
パソコンを使ってサイトを見たいと思っているお客様にとっては不親切ですよね?

だから「検索ワード」なのです。
検索ワードならスマホでもパソコンでも問題ないですからね。

ただし、
検索ワードを名刺に記載するからには、必ずそのワードであなたのサイトが見つけられるものにしてくださいね!!