営業経験がなくても名刺交換で差をつける方法

こんにちは!
100枚配って30件仕事を取る「ツカミの名刺」。

セールスデザイナー 小島佳子です

この記事は、

✔︎名刺交換をしても仕事につながらない。
✔︎営業が苦手、または売り込むことが苦手。
✔︎ライバルとの違いを明確に伝えられない。

こんなお悩みを抱えた、フリーランス・個人経営者の方に、
名刺で仕事を取ってくる「仕組み」と「仕掛け」を解説しています。


交流会に行ったことがない!
名刺交換ってどうやってやるの??
正しいやり方がわからない!!

そんな悩みを抱えた方も多いのではないでしょうか?

確かに、名刺交換には様々なマナーが存在します。
しかし、たとえそれを守ったとしても、名刺をただ作って配るだけでは、成果は上がりません。
逆を言えば、完璧なマナーを身につけていなくとも、ポイントさえ押さえておけば、名刺交換で100枚配って30件の仕事を取ることだって可能なのです!

フリーランスだからこそ身につけたい、名刺交換のポイントをぎゅっと絞ってご紹介します!

 

名刺交換の基礎知識

そうは言っても、最低限のマナーは知っておくべきでしょう。
この3つだけ知っておけば、まず名刺交換で困ることはないと思います。

そして、たとえこの3つが守れなかったとしても慌てることはありません。

結局は、作法よりも人としての誠実さが問われるのが名刺交換。
あなたが相手に真摯に向き合えば、相手もそれに応えてくれますよ。

 

1)名刺交換は立って行う
自分が座って待っていた場合でも、名刺交換を行う相手が来たら立ち上がって名刺交換をしましょう。
この時、テーブルを挟んでの交換はNGです。できる限り相手側に回って向かい合いましょう。

ただし、会食形式の交流会で、すでに着席していて立ち上がれる雰囲気でない場合は、座って交換する場合もあります。
場の雰囲気に合わせて行動すると良いでしょう。

 

2)名刺は自分から渡す
名刺交換での基本的な考え方は「目下から渡す」です。なので、交流会での名刺交換は「自分から先に渡す」が基本姿勢。
「私が目上だ!」と威張っている人と誰も仲良くしたいとは思わないですものね^ ^;

でも、それは相手も同じように思っていることなので、「私から・・・」「いえ、私から・・・」と、受け渡しのタイミングに迷ってしまうのが、交流会での名刺交換。

「名刺は先に渡したものが勝ち」と言われるくらい、先に渡すことが正しいとされていますが、受け渡しでグダグダやるくらいなら、私は「ちょうだいいたします」と先に受け取ってしまいます。そして、あらためて私の名刺をお渡しさせていただきます。

渡す時も、相手の目を見て、笑顔で自己紹介を添えながら渡しましょう。
あくまで丁寧に、ご縁をいただけたことに感謝しながら名刺を交換します。

ただし、一つだけ注意点が!!
明らかに目上の方へは、必ず先に名刺を出し、受け取ってもらってから相手の名刺を受け取るようにしましょう。
先に名刺を出されたからといって、目上の方の名刺を先に受け取るのは失礼にあたります。

 

3)名刺の取り扱いは丁寧に
名刺は顔であり、表札であり、分身の営業マンです。
そう考えると、自然と取り扱いも丁寧になりますよね?

まず相手に渡す際は、相手が読みやすいように名刺を相手側に向けて両手で渡します。
相手の名刺を受け取る時も両手で受け取るのが基本です。

この時、必ず名刺入れを名刺の下に添えるように。
名刺入れは名刺の「お座布団」のイメージですね。^ ^

そのまま商談などに入る際は、もらった名刺を名刺入れの上に乗せて机の上に置きます。
(しまいこんではいけません。)

交流会など、多くの方と名刺交換をする場面では両手での受け渡しの他に、右手で自分の名刺を渡し、同時に左手の名刺入れの上に相手の名刺を受け取る、という技もあります。

どの方法でも、大切なのは名刺を丁寧に扱うこと。
名刺を丁寧に扱う=自分を丁寧に扱ってくれる、という信頼に結びつきます。

 

名刺交換では売り込まない

営業が苦手な人・経験が浅い人ほど、名刺交換の場で自分や商品の「売り込み」をしてしまいます。ですが、相手は「売り込まれた」と思った段階で話を聞いてくれなくなります。名刺交換は「売り込みの場」ではない、と心得ましょう。

では、名刺交換は何をする場でしょう??

✔︎人脈を広げるための社交の場
✔︎ご挨拶の場
✔︎自分が何者かを知ってもらう場

どれも正解で、どれも今一つ・・・

私は名刺交換は「次のアポをとる場」だと考えています。

そうすると「さっき売り込みはしないと言ったじゃないか!!」という声が聞こえてきますが、
そうです!売り込みはしません!!

売り込みはしなくとも、相手から「ちょっと!その話、詳しく聞かせて!」と言ってもらえれば、次のお約束は取り付けることができますよね?

そのために、名刺交換では自分の商品の売り込みはせず、相手の話をよく聞いて、私にできる最大限のアドバイスをさせていただきます。
その名刺交換で、相手が私から何かを得てもらえたら私も嬉しいですし、さらに話が聞きたい!という方には、後日ゆっくり時間を割くことができます。

これって、お互いにいい名刺交換の時間だと思いませんか?

 

添える言葉で差をつける

名刺交換ではお作法ばかりを気にする方が多いですが、私はお作法より、名刺交換の際に添える言葉=自己紹介をとても大切にしています。

多くの方は「◯◯◯をやっております、△△△△と申します。」と自己紹介をして名刺交換されていますね。
そして、渡す名刺には名前と連絡先しか書かれていなければ、名刺を渡した相手にはこの時点で何も伝わっていない。

そこから、「どんなお仕事をされているのですか?」と聞いてもらったとしても、実はこの時、相手はあなたの話を聞くようで聞いていないと思ってください。なぜなら、「礼儀」として聞いているだけですから・・・

でもここで、最初から相手の興味をそそる一言を添えられたらどうでしょう?

私は名刺交換の際、必ず「100枚配って30件の仕事を取るツカミの名刺の小島佳子です!」と言って、名刺をお渡ししています。
そうすると、相手から「その名刺すごくないですか!!」「名刺ってやっぱり大切ですよね!!」と興味深々でお話ししていただけます。
これって、相手は初めから私の話を聞く体制ですよね。

この添える一言が大きなポイント!!
ほんの一言、相手をぐっと引き付ける言葉で、端的に伝えます。

私はこの一言に「自分のUSP」を入れるようにしています。

独自のウリ・強み=USPについてはこちらで詳しく解説していますよ。▼
USPを磨き 名刺交換から売上を上げる』https://tsukaminodesign.com/104

 

多くの時間を割かない

特に大人数の交流会の場合、限られた時間で多くの方と名刺交換をしたいもの。
なので、一人の人に長く時間をかけるのは、相手にとても自分にとってもモッタイナイことです。
しかも、ザワザワした中で、大事な話ができるわけもなく・・・

だからこそ、話をしたい相手とは早めに次のアポを取るようにしましょう。

交流会に不慣れな方は「そんなガッツいた感じで大丈夫なの?」と言われる方がいますが、もちろん強引なお誘いはいけません。

ですが、相手が「もっと詳しい話を聞きたい!」と思っていれば、改めてゆっくりと時間をお取りするのが、丁寧な対応と言えるでしょう。
また逆に、あなたが相手について「詳しく知りたい!」と思ってお願いしたアポを、「嫌だ」と思う方は交流会には来ません。

なので、交流会では常に名刺と一緒にスケジュールがわかるものを持つようにしましょう。
今はスマホにスケジュールが入れられるので、こういった時には便利ですよね!!

 

まとめ

いかがでしたか?
じつは、私も営業経験がなく、名刺交換で苦労した一人です。

ウン十年前の新卒社員時代に一度だけ接遇研修を受けましたが、その後は名刺交換とは無縁の道を進んでいたため、フリーランスになり、交流会に行くようになってはじめて名刺交換を本格的にするようになりました。

そこで感じたことは、名刺交換のお作法も大切ですが、結局は人と人との関わり合い。
多少お作法を外れたとしても、丁寧に、誠実に相手と向き合うことが重要なのでは?ということ。
そして何事も経験あるのみ!!

「怖い」「分からない」と閉じこもっていないで、是非とも積極的に交流会に参加して名刺交換をしてみてくださいね!!